声枯れ・声のかすれが治らない、それは発声障害の初期症状かも

query_builder 2025/04/10
ブログ

最近「声のかすれ」が気になる、、


風邪をこじらせたあとの「声枯れ」がずっと治らない、、、


声の出にくさ」を感じることが多くなってきた


という症状がある場合、


それは、

機能性発声障害の初期症状かもしれません。



耳鼻咽喉科等でのファイバースコープ検査で声帯そのものに病変が見られなかった場合、医師の診断でさえ「精神的なものでしょう」と捉えられがちですが、


「機能性発声障害」を疑いましょう。



声のかすれを回避しようと、頻繁に「咳払い」したくなる、

先に咳払いしないと声がうまく出せない感じがする、


強く唾を飲み込んでから発声する、


強く息を吸いこんでから発声する、


喉の違和感が突然起こり「咳き込む」ことがある


ということはありませんか。


これも機能性発声障害の初期に良くみられる症状です。



タンを切るために生理的にでる「咳払い」ではなく、

自分で行う「咳払い」は、チックと同じで、

気になって繰り返すと余計にしたくなり、感覚的にムズムズした感じがさらに強くなります。


この「咳払い」は息を強く声帯にぶつけながら、喉頭全体に力をかけます。これが、癖になってしまうのです。


またふとした瞬間に喉に刺激が来るやいなや「咳き込む」ようなことが頻繁に起こる場合、

声門を通過する息と声帯の開閉のタイミングが合わなくなってきている

ことが考えられます。



出来得る限りの対策と、専門のボイストレーニングによって


発声にとって良くない悪習慣を理解し、そして自分の行動認識をもって、

「正しい発声習慣」に早く戻さない発声はどんどん二次的な回路に傾いてゆきます。




運動を繰り返すうちに自動化され、筋肉の動き方が二次的なものに塗り替えられいくのです。



機能性発声障害は、習慣によって強化され、形成されてゆきます。



そして、気を付けなくてはならないのは、


声がかすれるから「もっとお腹から声を出そう」と



素人考え的なことを自分なりにやってみたり、


沢山息を吸ってから強く吐く、とかお腹に力を入れてみるとか、


声のトーンを低くしてのどに響かせるようにとか


「工夫」を重ねていってしまうことにあるのです。


恐いのは、上記のようなことを医療機関の音声訓練でも言われたりすることです。


これを真に受けて



「頑張って声を出す習慣」が付くことで

「頑張る工夫」は上塗りを重ねて機能性発声障害は強化されてゆきます。


すると、


頑張った発声の土台の上位にある「ことばを付ける働き(子音付加)」のほうまで徐々に癖がついていってしまうのです。


特定の母音列、子音生成のみ特異的に「言いにくい」という事も起こりえます。(特異的構音障害)



この頻繁に起こる「声のかすれ」や、治らない「声枯れ」に対し

やるべきことは、


正しい発声に対する理解と、

大元となる「頑張らない」発声に巻き戻すことです。


すると、悪習慣から脱却でき、

元の生理的な発声器官の連携レベルに戻っていく好循環が生まれるのです。



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