過緊張性発声障害
■声の締め付け感が強い
■声のかすれ感が強くでることがある
■言いだしの起声や、大きな声を出そうとする時などに絞り出すような感じで音量に爆発性を帯びる
■語尾になるとのどが絞まってきて声にならない
過緊張性発声障害は、自分の本来の声の高さに対し意識的に高い声を出そうとしていたり、本来の地声に常に音色を加えようとしてきた方に多く見られます。まだこの段階では、声を自分の意志で完全にコントロールしていますが、声帯の疲労感がピークに達すると、もう声が出せない、と感じる自覚があります。
過緊張性発声障害で鼻孔への呼気の漏れが大きくなると、段々と痙攣性発声障害の症状を呈し、自分の意志で声のコントロールをすることが困難になる場面が増えます。過緊張性発声障害は、痙攣性発声障害の前段階といえます。したがって、当教室は痙攣性発声障害の方は少なからず過緊張性発声障害を合併していると考えます。