声が割れる・二重声を治すには、喉頭に支点を取らない正しいボイトレ

query_builder 2025/04/01
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声が割れたように二重なる、(二重声といいます)


声質がガラガラ声になる、ということがたまにある、または頻繁にあるとしたら要注意です。



静かな環境下での普段の会話では二重声は起こらなくとも


ガヤガヤ騒がしい居酒屋や、屋外での会話などで少し「声を張る」時や、


職場の少し緊張する場面での発言などで急に起こることがあったり、


または、カラオケなど歌唱中に起こることがある、、、。




耳鼻咽喉科等の検査で声帯そのものには異常が見らない場合は、

機能性発声障害」を疑いましょう。



検査で

声帯そのもの器質的な病変(声帯のう胞や、声帯結節、ポリープ様声帯など)が見つかることもあります。


声帯本体にできものが出来ることで、

左右の声帯靱帯が同じ高さで綺麗に合わないことによって、

二重声になることもあるのです。


この場合も、声帯そのものの治療をした後、


「使い方」、「発声の仕方」を見直す必要があります。


なぜなら発声の仕方が悪いために、声帯に病変が出来たとも考えられるからです。



もしかしたら、


「喉頭」(のど仏)を固定した発声になっているかもしれません。


喉頭に支点をとった発声」とも言えます。


簡単に言えば、喉頭に力みを加えながら発声しているという事です。


喉頭で息を吐きながら同時に発声している、とも言えます。




喉頭(のど仏)は、

動かすことができる「可動性」があります。

物を飲み込む時も、発声する時もほんの少し動きますね。



この喉頭は、


頭蓋骨下部や下顎骨などからの複数の腱(舌骨筋群)によってぶら下げられた状態です。

舌の根元とも連結しています。

軟口蓋の筋膜や飲み込むための筋膜に何重にもつつまれた状態でもあります。


という具合に、

喉頭はさらに身体の外側にある部位、器官から連動しているため、


「首の前面にぶら下がっている」脱力した位置から、

複数の腱や筋膜の収縮などによって位置がわずかに変わるのです。



位置が動いた喉頭内では、声帯の閉じ方まで変わってしまいます。


息を喉頭で吐こうとするために

普段の緩んでいる喉頭の位置から少し動いた位置で固めて発声する、

これが「喉頭を支点にした発声」です。


喉頭を支点にした発声は、息が直接声帯にぶつかるため、

その力に抗うように声帯は強く閉まります。


それにより

強い、固い、大きな鳴りの声になり、喉頭で声が響くため、

これは良い声だ、と勘違いしてしまうこともあります。


外壁の喉頭を固めることで声帯を強く閉める力を得て、踏ん張っている状態とも言えるでしょう。

しかし声帯へのダメージは大きいのです。



「声が二重になる、割れる」という現象は、


機能性発声障害の症状のこともあるので、早めに専門家と共に

声帯に負担のない正しいボイストレーニングを学び、


「喉頭に支点を取る発声」の習慣から脱しましょう。


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