声が二重に割れるのは「舌・顎の力み」が原因。根本解決を目指すボイトレ

query_builder 2025/03/21
ブログ

声が急にかすれる、


声が二重に割れる、声がガラガラになる


出だしの声が遅れる、


ことばがスムーズに言えない、

ことばが喉に「つっかかる」ことがある、


話していると喉が締め付けられたようになる、


話していると息が続かない、息苦しい


日々の会話時にこのような感覚が頻繁になってきたと感じたら、


機能性発声障害の疑い」があります。



そのような感覚は、周りに訴えても「精神的なもの」と受け取られやすく(街の耳鼻咽喉科クリニックの受診でもそう言われることも多い)、


自分でも「疲れているだけかな」と思いがちですが、実は違います。



発声器官そのものには異常が無いのに(声帯はきれいなのに)、


機能的に不具合が起こり、声が出しづらいという「機能性発声障害」の

初期症状です。




声帯が生理的な閉鎖域を超えて、分厚く閉鎖することが直接の原因です。

もしくは、

声帯の生理的な開閉において、余計な運動が挟まることで「拮抗」し、

声門閉鎖不全による息漏れを起こしていることもあります。



これは脳や神経の病気などではなく、


発声に関わる器官である」や「下顎」の力みの蓄積


意識的な発声の時ほど「ちゃんと言おう」とする「発声の力み癖」、



生活習慣における身体の「筋肉の使い方の癖」です。



なぜ「声」なのに、元の原因は「舌」や「下顎」なのでしょう。


それは、


発声器官の構造的な「枠組み」に関係しています。


下顎は、舌とは別々の脳神経支配です。


運動も別々の回路のはずなのに、それらが一緒に動くようになってしまうのです。



大きな一番外側の枠組みである下顎が力んでいると、



それに関わる内側の器官である舌の位置が押し下がるようになってしまうのです。


舌は本来、声が出ながらふわりと「上面を上げるタイミング」でことばを付けるのに、

これが、逆の「下がるタイミング」に徐々に変わっていくのです。


すると舌根の下に位置する、さらに内側にある声帯にまで力みが及んでしまうのです。(声の揺れや震え・二重声)


筋肉は凝りがひどくなると、繊細な細やかな動きが独立して動かせなくなります。

「大きな力」で、ぶん回すように動かそうとします。



このように下顎と舌の共同運動化に始まって



さらに喉頭や声帯も加担するようになると、

次第に子音生成に関わる圧力調節機能である咽頭の動きも「逆」タイミングになっていくのです。


違和感に気づく頃にはすでに「自動化」された運動回路になってしまうのです。


そしてある瞬間

「どうやって話していたか分からなくなる」感覚に陥るのです。



しかし、とかくヒトは「力を入れる」ほうがコントロールできる、

「やれている」感覚になりやすいので増々、

身体的に胸やみぞおち、腹部など

呼吸の「力み」にまで拡大してゆくという


発声の悪循環に陥ってしまうこともあります。



声が二重に割れる、声が震える、という段階はまだ

機能性発声障害の初期症状です。


発声の悪循環から早く抜け出せるうちに、

専門家と共に根本解決を目指すボイストレーニングを始めましょう。


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