滑舌の悪さ・発声障害の原因となる舌の力みを取るには

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滑舌が悪いというと、


舌の力が弱いのではないか、もっと舌を動かしたほうが良いのではないか、


と普通は思いがちですが、原因は全くの逆です。


舌に力が入りすぎているのです。


舌は「力で動かす」ということをしているとかえって動きが鈍くなり、

滑舌が悪くなるのです。


そして厄介なのが、

舌は力んでいても自覚しにくい、という点です。


舌は、非常に変な形をして、身体の中でもまれな器官です。

身体の筋肉はたいてい骨と骨との間を結ぶ状態で、緩んだり縮んだりしています。


しかし舌は、

下方のある部分が骨に付いているのに、片上面は口腔という空間に浮いている状態です。


ぐるっと巻き貝のような変な形、

真ん中は複雑な筋肉の層が何層にも折り重なる構造をしていて


上面は周辺と接していないため、舌は力んで縮んでいることが自覚しにくいのです。


舌は、力を入れないほど、柔らかく自由に動く器官です。

「動かそう」とするほど、重くなるのです。


舌が力んだ状態で話していると、舌の位置が下がるようになります


すると、声とことばを作るところが奥に引っ込むので、

結果声がこもるようになります。



舌の力みを取るためにはどうしたら良いのでしょうか。


それは、「通りの良い声を知る」ことです。


舌面の上を通って外界に出る良く響く通りの良い声があると、


下顎や口角の周りの脱力が出来るようになり、

結果、舌を動かし過ぎないで済むようになるのです。


しかしこの「通りの良い声」というものが、

当の本人にも分かっていないことが多く、


馴染みのある自分の声のトーンや聞こえ方と違うこともあるのです。


「通りの良い声」の聴覚的な聞こえ方の判断は、

自分では分かりにくいので、ボイストレーニングをする際は注意しましょう。


舌の力みを取るためには、正しい聴覚的判断ができる専門士について

ボイストレーニングを行うことが重要なのです。


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