声優・歌手を目指すなら、「発声」を磨いて基礎作りをしよう

query_builder 2024/11/05
ブログ

声優を目指している若い世代の方は、


「声で演技をする」ことを「形」から入ってしまうことが多いのは致し方ありません。


しかし、

「あの声優さん」のようになりたいという思いから、


意識的に(または無意識的に)「自分の声」を変えようとしてしまうことがあります。


自分の「素の声」では魅力があまりないから、「色」を付けようとしてしまうのです。


すると、土台の「発声」部分に力みが入り込み、二次的な回路が徐々に出来てしまいます。

この二次的な発声の操作は初期の頃は功を奏し、あたかも「声が良くなった」気がするのですが、


長期的にみると、身体や発声器官に疲労が蓄積されることになります。


疲労が蓄積された器官は、生理的な機能(働き方)が出来なくなり、

微細なコントロールが効かなくなります。


次第に反動をつけるように別の器官から

力づくで動かすようになったり、沢山息を吐きながら発声するようになり、また疲労度が増し、、、の繰り返しとなってゆくのです。


「発声」のためのあらゆる器官の感度は強い力にさらされると、

より鈍くなってゆきます。


大きな力で、たくさん息を吐きながら強く声を出すことだけが唯一の「手立て」になってしまうのです。


声の高さを変えること、声のボリュームを出すこと、声色を変えること

を全て「息っぽさ」だけに頼ってしまう。


この「息っぽさ」は「発声」を悪い方向に傾けてゆきます。


声優も歌うことが求められますし、歌手を目指している人も、

とにかく「発声が命」という事を忘れないようにしましょう。


ある意味「発声」を鍛えるとは、ある意味全く「息っぽさ」に頼らないことです。


また、身体に余分な力みを加えず息のコントロールと共に

声の高さの変化の柔軟性を構築すること(声域のチェンジ)です。


やがて発声に力みが入らないことで「声の透明感と響き」が生まれてくるのです。


一流のパフォーマンスが出来る人の声には、必ずこの「声の透明感と響き」があるから魅力的なのです。


声の色を「形」だけで加えようとしても無理です。

本当に魅力的な声になりたいのなら、「発声を磨く」ことをお勧めします。


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