発声障害を「心理的トラウマ」に結び付けずにボイストレーニングをしよう

query_builder 2024/09/25
ブログ

発声障害の発症の原因を「心理的トラウマ」だとする考えがあります。


職場での上司や同僚との確執や、

仕事先相手とのトラブル、

恋愛相手や親とのやり取りの中での蓋をしてきたツラい経験などなど、、、


そういうストレスが原因で「声が出にくくなった」とするものです。

たしかに、ヒトは心理的プレッシャーを感じると、脳は「ストレス信号」を出します。


しかし、その心理的なストレスが発声障害の「直接的な」原因ではありません。


あくまでも発声障害は、「悪い発声の習慣性」そのものが原因です。


緊張を感じた時に無意識、意識的に関わらず、

舌に力を入れる、顎に力が入る、肩やお腹に力が入る、

いっぱい息を吸おうとする、など、


緊張があらゆる形で身体的な力みと転化される


「構え」の習慣性が原因なのです。


それは自分自身が自分自身に対して、行ってきたものです。


発声障害は、自分が行っている「発声の悪習慣」が元となっています。

ですので、

単純にその「悪習慣」をする時間が減れば減るほど改善する、というものです。


むしろ、その緊張する場面で、身体的力みのある「構え」によって

「対処できてきた」という記憶があるので、それがないとどうしたら良いのか、となります。


その身体的な「構え」なくても、正しく行えるのだ、という新しい記憶が作られると、すんなりそれを手放せるようになるのです。


「心理的なトラウマ」を発声障害に結び付けるのも自分の考え(構え)、

それを関係ないと切り離せるのも自分の考えです。


感情的な出来事ほど、それに巻き込まれてしまい身体の感覚が薄れがちです。

そこを、自分の繊細な身体感覚を研ぎ澄ますことで

発声時に無意識に行っていた自分の悪習慣にも気付けるようになります。


発声の悪習慣の時間が減れば減るほど、発声障害は影を潜め、

果ては出なくなるものなのです。


自分がどんな思考を選択するかも全ては自分の「考え(構え)」です。

良くならないと思えばそうですし、良くなると思えば良くなります。


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