ガサガサ声・声が二重になる・かすれ声の原因は「舌の力み」と「息の力み」

query_builder 2024/09/21
ブログ

声がガラガラする、ガサガサ声になる、


声が割れる二重の声になる、


かすれ声、声枯れ、といった症状が頻繁に起こる。


風邪を引いているのでもないのに、急に声質が変わる時がある。


なのにファイバースコープの声帯の視診では、「声帯はキレイです」と

言われた、、、、。

実はこれが発声障害の症状なのです。


声帯そのものはキレイなのに、なぜ声質が変わってしまうのでしょうか?


「声帯」の位置とは、(喉頭を後ろから見た解剖図をご覧ください)


空気専用通路としての蛇腹ホースの様な「気管支」の

最終上部に位置しており、出口部分の筋肉の盛り上がり部分を指します。



元々、空間にわずかにせり出す声帯の位置感覚、動作感覚など、ほとんど私達には感じないものです。


もしあるとしたら、それは「のどの異物感」となります。

声帯ではなく、その周辺の別の筋肉が作動して作り出している感覚です。


のど=喉頭 は、首の前面にぶら下げられた器官です。


喉頭内部にある声帯は、

気管支内部の狭めで分けられた上下の部屋の内圧差だけで

反射的に開閉するものであり、

きちんと「閉める」というものではないのです。


しかし、発声に「二次的な運動が入り込む」と、


喉頭に力がかかり声帯が押し込まれるような形で過剰な範囲で締まるようになるのです。


喉頭に力がかかる原因には主にふたつあります。


喉頭に力をかける一つ目は、「舌」です。

喉頭の上前方には「舌」という筋肉の塊が乗っかっています。


この舌という器官は、根元は喉頭(舌骨)に連結しているのに、

上面は口腔内で浮いています。

喉頭から口腔にかけて折れ曲がっており、変な形をしています。


舌が力むと、曲がっている側、すなわち舌の根元側に力が出て

喉頭に力をかけます。


ふたつ目は意図的な「吐く息」です。

発声時に「息を吐く」と思っていると、喉頭(舌骨)に

力をかける動きになります。


「息を吐く」ことは声帯を開ける動きにつながります。


声帯を開けながら閉める、という拮抗する二つの事を同時にしようとすると、力が入り結果、過度に締めることになるのです。


広範囲を締めていることで、真に声帯靱帯の部分を使ってないことになります。(ですので声帯そのものはキレイなのです。)

そして、本来の「肉声の鳴り」が削がれることになるのです。


当校では、

病院やクリニックで行っているようなマニュアル的なトレーニングではなく、

その人に合わせた様々なアプローチで、まずその方の真の声を引き出すことに重点を置きます。


力みが入り込んだ頑張って出した声の状態では、何をやっても癖の上塗りとなります。

逆に発声の根本のところを少しでも改善出来ると、発声障害はどんどん解消されてゆくものなのです。



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Rei Club有限会社

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