歌の発声障害は「普通のボイストレーニング」では治らない

query_builder 2024/07/16
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歌の発声障害を発症すると、音程が取りにくくなります。

息がその瞬間なくなる感じがして息苦しく感じます。



たとえ高音域の音をピンポイントで力づくで出せても、

むしろ中音域や低音域で顕著に音程がぐらつくようになります。


それを無理くり歌おうとしても、身体はとにかく苦しいのです。


「こうしなければ歌えない」という運動感覚。

果たして、それは歌を初めたころは無かった感覚ではないでしょうか。


歌の発声障害を改善する一番の早道は、


自分の「思い込み」の一切を捨て去る勇気を持つことです。


今まで自分はこうやっていた、という身体の「構え」を無くすことです。


実は元の発声機能は無くなってはいません。


「呼吸の力み」「発声器官の力み」を挟み込まなければ

生理的な発声の扉はすぐにも引き出されるのですが、


二重にも三重にも発声器官や呼吸器官における「力み癖」が邪魔をして

道を塞いでいるのです。


始めは身体のあらゆる器官がいつものように構えていないことで、


「やってる気がしない」、

「歌っている気がしない」「出来ている気がしない」と拍子抜けした感じがすることでしょう。


しかし、


何もしていない時こそ「本来の発声機能」は引き出されます。


自分が無意識に行っている「構え」に真に気づけるよう、

ご自身の身体内部を注意深く観察しているだけで良いのです。


息と声は常に表裏一体となって、高さが滑らかに変化し続けます。


喉頭で「息を吐く」準備をしている場合があります。

「支点」を取ってからある音程を取っていたら、

すでにそれは声帯の閉めすぎになるのです。



特に不安定になる「声域のチェンジ」

(低音域、中音域、高音域の境目)部分では、

「息を吐く」ことと「声帯を強く閉める」ことを同時にするようになってしまうのです。


ヒトは、二つの事を同時にすることは非常に力が必要になり、

果てはバランスを取ることが困難になります。


発声がまだ初心者で、癖のない声の状態の時に行うような、

よくある音階練習などをひたすら繰り返しても、歌の発声障害は改善しません。


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