声がぬける痙攣性発声障害「外転型」のボイストレーニング

query_builder 2024/07/01
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痙攣性発声障害の「外転型」といわれる症状も、

当校ではボイストレーニングでアプローチが可能です。


声帯が開いて(外転という)、声が抜けてしまうことが特徴です。


声にならない声が鼻に抜けてしまい、次第に息苦しくなります。


声帯は、からくり仕掛けの回転式のような構造によって開閉しています。


声帯筋本体を開ける筋肉は後ろ側(後頭部側)にあるのですが、

それが作動しやすい状況に陥っているといえます。


当校のこれまでの臨床で気付いたのは

特定の子音の「発音」時に多く見られるということです。

特に

カ行・タ行・サ行・ハ行といった無声子音の発音時です。


無声子音とは、濁音「〃」が付かない系の子音の事です。


「無声」というくらいですから、この子音群の発音時には

生理的に一瞬「声が無い」状態になり、息成分が多くなります。

それを強く発音しようとして息を吐きすぎると、

肝心な母音(有声)までもが無声になってしまうのです。


何の仕事でも、特に「はい」という返事は一番多く使うことばです。


喉頭で息を強く吐き出しながら「はい」と言うことを習慣化する事は

声帯の開閉に矛盾を起こさせる危険因子となります。


「ハッキリ言う」こと、=「息を吐くこと」というふうに勘違いしている人が多いのには、驚かされます。


接客業をしている方や、アナウンサーやナレーターなど声を使う職業の方が陥りやすい発声障害は、「発音の問題」も兼ねています。


「ハッキリ言おう」という意識が、余計な身体の力みにならないよう

気をつけてゆくことをお勧めします。


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