痙攣性発声障害は「発声改善」によって克服できる

query_builder 2024/05/27
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「痙攣性発声障害」という恐ろし気な「障害名」が独り歩きしています。


診断名から何か「脳の障害」のような、難治性の「神経障害」のような怖いイメージがしてしまいます。


実際は、脳や声帯や神経そのものには問題はありません。


発声時のみ、発声器官の「機能」すなわち「動き方」に不具合がある、という

「機能性発声障害」の一種です。

(当校による見解です)


しかしこの「痙攣性発声障害(の疑い)」という診断名が付くことで、

なぜか安心してしまう人がいるのも事実です。


「これは治らない病気なんだ」「何をしても無理なんだ」

というメッセージを強固に自分におくり続けるのです。


そして、逆にすんなり受け入れてしまうのは

綺麗な声帯への「ボトックス注射」、「甲状軟骨形成術」などの

治療といってもかなり場当たり的な他人任せの対症療法。


なぜ、「正しい発声」を努力して身に着けよう、としないのでしょうか。


自分の声帯や発声器官を痛めつけ、混乱を招くような発声をし続けたことが発声障害のそもそもの原因です。


それを、「原因は他にあるのではないか」と思ってしまうのです。


発声は誰しも「自分流」で感覚的に行っています。


少しづつ長期間に渡る習慣により、

今の自分の発声があまりにも自然に感じるため、特異な状態になっても

自分では気づけないのです。


二次的な力が、ある器官に長期間加わり続けた結果、


大きな力にさらされた「機能(働き方)」は、

小さな力ではもはや働けないという状態に陥っていきます。


すると、連携しあっていた発声器官も大きな力でしか合わせられなくなってゆきます。


大きな力の連携で最初は功を奏していても、許容範囲を超えてくるとバランスがとりづらくなるのは当然です。


また「呼吸」という声になる前の「息の出入りの仕方」にも多大な影響を受けるので、発声は本来とてもデリケートなのです。


「痙攣性発声障害」の疑いは、酷使してきた発声器官、呼吸器官をいたわりながら、

正しいボイストレーニングによって「発声改善」を身に着けた分だけ、

正しい機能性も、現在の状態からは必ず回復してきます。


自分で得とくしたものは、無くなりませんし、一生の宝です。

また、発声改善は楽しいものです。


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