痙攣性発声障害を根本...
痙攣性発声障害(の疑い)の症状には、結局「ボイストレーニ...
05.Dec.2024
舌の力みが過緊張性発声障害の元凶です。
舌の根元が「喉頭の上部」です。
喉頭に乗っかった筋肉の塊が舌です。
ゆえに、舌が力むだけで喉頭に力がかかるため、喉頭内の圧力が高くなり、生理的に息が口腔内へのぼらなくなります。
息が流れないので「息を強く吐く」ことが必要になります。
息を強く吐くことと、ことばにすることを同時に行わなくてはならなく
なります。
喉頭という一つの場所で、同時にふたつのタスクを行うのは大変な事なのです。
すると、「のどの奥に押し込む」ような形で言葉を形成してゆくのはある意味自然なことといえます。これが過緊張性発声です。
そして、それを「ことばとしてつなぐ」ために、
第3の支点が必要となり、「呼吸の力み」を作り出すのも自然な事といえます。
胸に力が入ったり、みぞおちやお腹にグッと力を入れる、という身体的な力みの習慣性も加わっていきます。
過緊張性発声障害の特徴である、
「息を止めて話す感じ」の「苦しそうな声質」、という状態が発現するのも、そこがバランスの取れた状態なのです。
しかし、元をたどれば、発声時の「舌の力み」が大元です。
全てはそこから始まっています。
舌の力みは自覚しにくく、自分ではその力の入れ方に馴染んでいるので
「どうしたら力が抜ける」のかが分かりません。
ひとたび「舌は緩みながらも話せるのだ」という感覚を身体が知ると、
気付けるようになってくるのです。
レイクラブでは、まず「自分で気付けるようになる」ボイストレーニングを行っています。
それが、本来の発声機能に戻ってゆけるきっかけになるのです。
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