発声障害の「言いにくさ」の正体とは 「感覚器」特有の習慣性

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治療的ボイストレーニングを行っている東京・中野区にある「発声治療室レイクラブ」は、

全国の「発声障害に悩む方々」に支持されているスクールです。

 

当スクールのボイストレーナーは、ボイストレーナー歴が長いだけでなく、

医療国家資格である「言語聴覚士」の免許も持っている「発声のプロ」。

だからこそ、病院やクリニック等で対応出来なかった「発声障害の症状」に対しても「気細やかなトレーニング」を行えるのです。

 

発声障害のタイプにはいくつかありますが、「言いにくさ」に共通点があることがわかってきました。

 

もし、あなたが何かしら特定のことばの発音、声を出すことそのものの発声、様々なシチュエーションでの

声の「不快感」を抱えているなら、やみくもに不安にならないためにも「発声」は「感覚器」特有の性質があることを知っておいてください。

 

まず「声の出しにくさ」の分類は大きく分けて

声質が酷くかすれたり、絞めつけ感のある」声に変化してしまう過緊張性発声障害タイプ、

声が小刻みに震えたようになったり、声が抜けたり、声の不安定感、音量が不揃いになる痙攣性発声障害タイプ、(実際、声帯そのものが痙攣しているわけではありませんが。)があります。

症状的に、どちらかが前面に出ていれば見分けやすいのですが、この両方が混合されている混合性タイプのケースが多いのも事実です。

一見声帯の鳴りもよく、短いフレーズなら明瞭度もあるものの、長い文になるとことばが途切れ途切れになってしまったりするのも混合性です。

 

症状のレベル(重症度)は、日々の生活の様々なシーンでの発生頻度や、声質の「印象」によります。

会話中は常に喋りづらさがある重いものから、通常のなめらかさの状態が多く聞かれるもののまだら状に症状が出たり、

普段の会話は全く大丈夫なのに、仕事中ごく稀にその症状が出るなど、人によりさまざまです。

 

病院やクリニックでは「分類すること」、「障害名」を付けることがメインですし、それにこだわりすぎる人もいますが、実際の発声改善の近道は「自分の感覚」に目を向けることです。

 

一見複雑そうに見える発声障害の症状ですが、

 息と、声の鳴りと、舌の構音(ことばにすること)の、3つのバランスを取った結果そうなるのであって、「言いにくさ」をカバーしながらの一致点という事です。

 

この「言いにくさ」とは何でしょうか?こんな考え方もできます。

 

先ほど息と声の鳴りと、構音(子音を付ける舌の動き)の3つの要素が重なり合ったところで私たちは「話している」と述べました。

一つの要素の運動感覚が強すぎると他の要素もそれに合わす必要性が出てきて、一致点がより厳密になってしまいます。

こちらを立てればあちらが立たずという風に、バランスを取ることが難しくなりますね。このバランスの取りづらさが「言いにくさ」なのです。

呼吸と、声の鳴り(声帯閉鎖)、舌の動き、これらは「脳神経」がつかさどる運動感覚によります。

「発声器官」は首から上の顔面における「感覚器」に集中しているように、「感覚」に基づいて運動経験を積み重ねています。

ですから、3つの要素全体の運動強度を徹底的に下げて一致点の厳密さを下げることです。

これがむしろ「感覚の一致点」を得やすくする秘訣です。

 

頑張って発声してきた「経験」により、過剰に運動するようになっている発声器官を休めながら、

「発声器官」を酷使した習慣によって形成された「感覚」をいったんリセットしてみることで、

「このくらいで話せるんだ」という、曖昧さ、アバウトな感覚を受け入れられるようになることで、生理的な正しい「発声」に戻ってゆける循環が始まるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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