ボイストレーニングで発声障害の改善に取り組むために

query_builder 2020/09/16
ブログ

発声治療室レイクラブ は、東京・中野において2000年より続く

「ボイストレーニングスクール」です。

開校当時は

純粋に歌うこと、歌唱の上達を目指す目的の方が生徒さんの大半でした。

 

しかし、現在は生徒層の様相が違います。

言語聴覚士免許を取得し私自身が「発声を追求」してきたことで、

「発声専門のスクール」として

根本的な「発声」そのものを改善する目的 の方が

大半を占めています。

 

声の不調を感じる

プロの俳優や声優の方、ナレーターやアナウンサー、ボーカリストという声を使う職業の方が多くいらっしゃいます。

 

また、ここ最近さらに増加しているのは男性、女性問わず ビジネスパーソン です。

アルバイトの声の酷使などから自分の「発声」に違和感を感じるようになった学生たちも増えています。

学生時代に声の異変を自覚し、社会人になってから悪化してきたというケースも多く見られます。

いかに「発声障害」が、幅広い職業、年齢層に起こりえるのかという現実を思い知らされます。

 

レイクラブでは

目の前にいる「声に悩む」不安を少しでも改善に導けるように、

対面にせよ、オンラインレッスンにせよ

全てマンツーマン、みっちりワンレッスン60分という方式で、

集中してレッスンしています。

 

機能性発声障害の症状は、まさに個人によって千差万別です。

常にベストを尽くす心持ちで、その方の、その時のレベルに合うアプローチ方法でレッスンしますが、レッスンの経過として

発声の「変化」の現れかたに個人差があります。

早い方もいれば、時間がかかる方もいます。

「発声」は個人の「理解度」、「習慣」、「感覚」の問題でもあるので、

自然に「風邪が治る」ようにはいかないのです。

 

たった月何回かの60分のレッスンを「受けただけ」では、「変化」は早く現れるはずもありません。

レッスン以外の生活の時間の方が到底長いわけですし、仕事などで「声を使わざるを得ない」となると、

いつものなじみのある「発声」でその場をしのいでしまうのです。

そこが「声」のもどかしいところでもあります。

足を捻挫している時に足を酷使するスポーツなどをすれば、むしろ回復が遅れるのと同じです。

 

レッスン内容を日常生活にまで落とし込める「意識改革」ができるか、

生活シーンでどれだけ実践できるか、ということにかかっています。

 

当校に来る生徒さんの中でも、確実に変化が現れる人は

学んだことをできるだけ「実践」しようと努力していることが分かる人たちです。

現在オンラインレッスンで受講中の、

女性の生徒さんはこんな報告をしてくれました。

「テレワークでの仕事中は相手が「聞こう」という態勢になってくれているし、ヘッドセットがあるので周りに騒音が無く、ある程度発声を気を付けてできるのですが、

むしろ家での家族との会話時の方がテレビが付いていて騒音もあって「聞こう」という態勢になってないので、ついつい声が大きくなって発声の癖が出て話しにくくなるので、

そういう時には筆談するようにしました。」

その方が自分の発声の改善にとって良いと判断し、思い切って実行しているのです。

実際、そんな彼女は外転型の発声障害という医療現場では難解と言われる症状がありましたが、

レッスン開始後半年を過ぎた現在、劇的に改善しつつあります。

 

「良くならない」という人たちはレッスンに来ていていてもどこか他人事で、

「できない」、「どうせ良くならない」、「絶対無理」という深層心理があるように感じ取れます。

私にはこれが、改善を妨げる一番の要因になっているような気がします。

 

つまり、

「絶対に自分の声を良くするんだ」という決意、本気で取り組む姿勢があれば、

変化は必ず現れます。まずは「自分を信じる」ことです。

 

「発声障害」は原因不明の病ではなく、

「自分の身体が自分に対して行ってきた結果」です。

まずはそれを受け止めることがスタートです。

「なぜ私が?」「なんでこうなった」と悔やんでいても何も変わりません。

 

発声障害の直接の原因は、発声器官に生理的レベル以上に力をかけすぎたことにありますが、「心因性」と全く関係しないわけではありません。

「頑張りすぎる」傾向、「心の緊張」があることが遠からず関係しているのではないかと思います。

自分なりの「心のリラックス」の仕方を学ぶことも「声」には即効に効果があることです。

 

レイクラブでは

「心理的なこと」に関してはレッスン内では直接は言いませんが、

こういったことも考慮しながら個人個人に沿った進め方をマンツーマンで行っています。

 

まずは「発声」についての間違った思い込みを正すために、

発声にとってマイナスになるような習慣、

例えば、舌先を前歯の内側に押し付けたりするような癖を止める、

咳払いを頻繁にし過ぎないこと、

第一声目の直前に息を意識的にたくさん吸ってから出すと声帯が閉まりすぎる、

などの知識を知るだけでも、発声障害改善の道の第一歩です。

 

 

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Rei Club有限会社

住所:東京都中野区東中野1-51-1 村上ビル203

電話番号:03-3365-5096

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