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痙攣性発声障害がボイストレーニングで治った症例をご紹介します。

本日の生徒インタビュー、Yさん（千葉県20代 女性）です。

Yさんは社会人２年目です。大学で学んだ専攻の専門性を生かし、去年念願の都市建築デザインの会社に就職しました。

今彼女は、会社2年目で次第に任される仕事も増えて充実してきたそうで、活き活きと仕事に励んでいます。

しかしYさんは、ほんの去年までは大変声が出づらく、重度の痙攣性発声障害の症状が顕著だったのです。

声のつまり、途切れがひどく、

声がひきつれた感じになったり、

声がひっくり返ったりが頻繁で、
話していると大変辛そうでした。

大学4年生の時にアパレルのアルバイトをして、
声を酷使してしまい、短期間で発声障害になってしまったのです。

「周りが呼び込みで高めの大きな声を出していたので、私も頑張って大きい声を出していました。1か月を過ぎたあたりで、声が思い通りに出なくなりました。
アルバイトが終わっても全然のどの力が抜けなくなってしまって。」

とYさんは当時を振り返って言います。

Yさんは高い大きな声を、
のどの力みと一緒に出していたのです。それは初めてレイクラブに来校したYさんの舌の形状ですぐわかりました。

舌根を緩めるトレーニング、棒状に細くなって緊張している舌を広げるトレーニング、喉頭から息を強く吐き出さないようにゆっくり口腔に持ってくるトレーニング、そして声帯を強く閉めすぎないトレーニングなどを先ずは行いました。

舌と呼気の緊張が取れると一旦は声質が劇的に改善されました。普段の会話が少しづつなめらかに話せるようになってきました。

しかし、職場での電話応対の時になると、
声がつまりがひどく、電話応対が出来ない状態になってしまうそうです。
職場の発声障害への理解があったものの、
電話応対ができない事へのストレスがYさんを苦しめました。

Yさんは半年を過ぎてもさらに月2回のペースでコンスタントにレッスンに通いました。

舌と声帯運動の共同運動化、

舌と下顎の力みの共同運動化、

呼吸と発声の共同運動化、

これらそれぞれを

あらゆるメソッドで「運動の分離」を限りなく図ってゆくのがレイクラブのトレーニングです。

あるレッスンで
下顎の力み無しで舌奥のみを動かす練習を行い、

舌と下顎の運動の分離が図れたところ、
声がしっかりと口腔に来るようになりYさんの声がさらに改善されました。

「仕事中、トイレでも気が付いたときにコッソリ教えていただいた方法を練習して、舌根を緩めるように意識しました。」とYさんは話してくれたこともあり、日々の小さな努力を積み重ねていきました。

現在レイクラブに通い始めて
1年と少しが経過したYさんですが、声のつまりはまったく起きず、かなり声量も出てきました。

「最近は声が全く疲れなくなりました。声の事が全然気になりません。電話も普通に対応できます。ほんとに声が治らないかもしれないと思っていたのに、治ってよかったです！」

と満面の笑顔のYさん。

つい先日は
会社の大きな会議場で、社長や役員、社員一同が集まり、
2年目の新人社員全員が一人ずつ発表する場があるとのことで、そのことを心配していたYさんでしたが、発声を改善した甲斐あって、とても上手くいったそうです。

「上司にも褒められました！声も良く出ていたそうです。自分自身に自信がつきました！」

と嬉しい報告をしてくれました。

今年の年初めの頃は、まだまだ声が出しづらかったのが、
すっかり見違えるほどなめらかに声が出ているYさん。

専門のボイストレーニングでコンスタントにレッスンし、根本的に発声障害を完治できたことは
Yさんの大きな自信につながったようです。



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