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発声障害を治すには声帯のベルヌーイ効果をまず引き出すこと

2016/01/14

発声障害を治すには声帯のベルヌーイ効果をまず引き出すこと

発声障害を治すには声帯のベルヌーイ効果をまず引き出すこと
痙攣性発声障害の方は、声の出だしに困難を生じます、そして持続的に声にする、という状態に非常に苦労します。
声をのばしていると声に揺れが生じたりします。

声の出だしから、大きな力でギュッと喉頭そのものを狭め、声帯を強く締め付けて、声を出す感覚に慣らされています。

また、呼気も早くになくなってしまう傾向にあります。


声の出だしがスムーズに、持続的に声を安定的に出すのに、ほんの少しの呼気(吐く息)で、声帯も締めすぎずに「声になる」という声帯本来の機能が失われているのです。

痙攣性発声障害や、過緊張性発声障害の方は
本来より声帯を強く締め、締めないと声にならない、という感覚があります。


実は声帯は完全に閉じなくても「声になる」のです。
これが、本来、声帯に備わっている


「ベルヌーイの法則」です。

ベルヌーイの法則をイメージしてもらうのに、よい実験があります。音響学の先生が実演で教えてくれました。

2枚のA4用紙を両手に持ち、ぶら下げます。その間を指1本分くらいに狭くして、その間に強くフーッと息を吹き込みます。すると、手に持った紙がパタパタっと、音を立て、勢いよくはためきます。

これがまさに「ベルヌーイの法則」。ある面に対し、早い気流が表面に起こると吸い付くような向きの力が働くこと。

そして紙は声帯の動きに似ているのです。

声帯は紙のように柔らかい状態であり、紙の間の勢いのよい気流に吸い付いてそして「はためく」のです。

これが、硬いプラスチックのボードだとしたら、「はためかない」ですよね。

声帯は決して完全には閉まってはいないのです。

声帯自体が程よく柔らかい状態で、隙間があり、その間を空気がすり抜けていかないと、声は持続的に鳴らせないのです。

そして、身体の呼気との関係、発声器官をイメージしやすくするのに私は、生徒達に「砂時計を思い出して下さい」と例にだします。

一番狭まったところが声帯。その間をすり抜ける砂が呼気。そして砂時計をひっくり返した状態にしてみましょう。

呼気は気管の中を「下から上に向かって」流れなくてはなりません。しかも下から上に狭めの間から程よく空気を持続的に出すためには、下方の空間の圧力が高くなっていれば、上に向かってぴゅーっと空気が押し出されますよね。水鉄砲のように。

このように声帯自体が良く鳴る条件というのは、

1声門の下方の空間の空気圧(声門下圧、という)が、
上方の空間の空気圧より高くなっていなければならない、ということ、
また
2、声帯もほどよく柔らかく、声帯を締めすぎない、

ということです。

これが、喉頭(声帯の上方の空間)の方が狭く、固い空間になって空気圧の高い状態になっていたら、、、?
1に反するので、空気がうまく上に向かって流れてくれませんね?

こういう風に例をだすと、声帯の本来の機能性、そして呼気との連動性がイメージしやすいですよね?















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