発声障害、構音障害の原因は舌の緊張
2015/11/18
発声障害、構音障害の原因は舌の緊張
痙攣性発声障害や過緊張性発声障害の元々の原因は全て、舌の緊張 です。
また、構音障害も同じ、舌の緊張が元々の原因です。
そして、この舌の緊張は自覚が少ないというのが
この問題の難しいところです。
臨床をしていて分かってきたことがあります。
発声障害や構音障害で悩む方々にはもともと舌に緊張が入りやすい傾向があり、それを発声時の運動の支点として機能させてしまう事を長期間にわたり強めてきたのです。
舌は、筋肉の塊りです。
舌の根元が舌骨にくっついていますが、もう片方がフリーになっていて、口の中にあります。
腕や脚の筋肉などは両側が骨にくっついていて、その両端が固定されている状態で伸ばされたり縮んだりできますが、舌という筋肉は付き方は違っているのです。
舌は緊張状態が強いと、どんどん奥に引っ込みますし、舌全体が際限なく緊張し、舌の根元までしっかり緊張させます。
そして、舌の縦中央に集まるような収縮を強めてゆきます。つまり、舌が細長くなるような形です。
舌の筋肉は口の中を横に広がる方向（口角まで舌が幅広く広がった状態）の筋肉もあるのですが、その使い方の方向はあまり使われなくなります。
舌が細長くなり舌根が狭まってくると、咽頭（喉周り）も狭めよう、
喉頭（のど仏）も狭くしようとする方向の力が入りやすくなってきます。
つまり声帯の上部の空間に狭めを作っているような状態です。
すると、肝心の声帯自体が、自然な呼気に対し鳴りにくく（振動しにくく）なってきます。
そしてその鳴りにくさを、声帯をより狭め閉鎖させようとするような声帯運動が助長されてゆきます。
これが発声の負のスパイラルです。
もはや、最も少ない呼気の流れだけでラクに声帯振動することができないため、舌、咽頭、喉頭を固めて呼気をたくさん吐き、喉頭そのものをはじくような発声運動のようになってきてしまうのです。
この、負のスパイラルから抜け出すのには、至難の業です。発声障害の方々は、もはやその発声運動記憶にすっかり慣らされていて、元々の発声状態の記憶がなくなってしまっているからです。
ですので、本当に発声障害を治したいのならば、
発声専門の治療的ボイストレーニングができる、発声の専門士に習うことをお勧めします。
これはあくまでも私の見解ですが、
痙攣性発声障害の方は、過緊張性発声障害がもとになっているので、少なからず両者が合併していると感じます。
過緊張性発声障害から、声帯の閉鎖の仕方に癖が出来ると、呼気の抜けや声の揺れが始まり、症状が複雑化します。これが痙攣性発声障害の症状を引き起こします。
また、この発声の負のスパイラルがもとで、何とか言葉にするために、舌の使い方に工夫をして、構音障害も合併している場合があることが分かってきました。
しかし、ただ、舌の力を抜け、抜け、と言われてもできるはずがありません。そういう発声運動の記憶がもはやないからです。
しかし、発声治療室レイクラブには、そのジレンマから抜け出せるメソッドがあります。
どんな重症化した方でも、普段の会話がラクになるレベルなら3か月かかりません。
しかし、習いはじめにコンスタントに来ていただくことがどうしても必要になってきます。今の発声運動記憶をまず断ち切り、新しい発声運動を学ぶ（本来の楽な発声に戻る）必要があるためです。
発声治療室レイクラブでは、
本気で治りたい方は確実に完治に至っています。
やはり長期間にわたってできた発声の悪習慣を治すことはある程度の覚悟が必要です。コツコツと1回また1回とレッスンを積み上げてゆくと、ある日、本来の発声の正のスパイラルが始まるスイッチが必ず来ます。それが早く来るか来ないかは、人によります。
声帯の筋肉をゆるめる注射や、外科的手術では、発声障害は決して完治には至らず、再発する方もいます。実際、そういう方が多くレイクラブにはいらっしゃっています。
しかし、魔法のように劇的に、発声障害が1回の処置で治るというわけにもいきません。
ある程度の根気が必要です。
ただ、たった一回の体験レッスンで、元の発声運動の状態への回復の道筋を感じ取れることが可能なようです。
体験レッスンのご予約はReiClub レイクラブの
HP http://www.reivoitre.jp の予約カレンダーより、希望の日付をクリック、開始希望時間を書き込んで送信してください。
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そして、この舌の緊張は自覚が少ないというのが
この問題の難しいところです。
臨床をしていて分かってきたことがあります。
発声障害や構音障害で悩む方々にはもともと舌に緊張が入りやすい傾向があり、それを発声時の運動の支点として機能させてしまう事を長期間にわたり強めてきたのです。
舌は、筋肉の塊りです。
舌の根元が舌骨にくっついていますが、もう片方がフリーになっていて、口の中にあります。
腕や脚の筋肉などは両側が骨にくっついていて、その両端が固定されている状態で伸ばされたり縮んだりできますが、舌という筋肉は付き方は違っているのです。
舌は緊張状態が強いと、どんどん奥に引っ込みますし、舌全体が際限なく緊張し、舌の根元までしっかり緊張させます。
そして、舌の縦中央に集まるような収縮を強めてゆきます。つまり、舌が細長くなるような形です。
舌の筋肉は口の中を横に広がる方向（口角まで舌が幅広く広がった状態）の筋肉もあるのですが、その使い方の方向はあまり使われなくなります。
舌が細長くなり舌根が狭まってくると、咽頭（喉周り）も狭めよう、
喉頭（のど仏）も狭くしようとする方向の力が入りやすくなってきます。
つまり声帯の上部の空間に狭めを作っているような状態です。
すると、肝心の声帯自体が、自然な呼気に対し鳴りにくく（振動しにくく）なってきます。
そしてその鳴りにくさを、声帯をより狭め閉鎖させようとするような声帯運動が助長されてゆきます。
これが発声の負のスパイラルです。
もはや、最も少ない呼気の流れだけでラクに声帯振動することができないため、舌、咽頭、喉頭を固めて呼気をたくさん吐き、喉頭そのものをはじくような発声運動のようになってきてしまうのです。
この、負のスパイラルから抜け出すのには、至難の業です。発声障害の方々は、もはやその発声運動記憶にすっかり慣らされていて、元々の発声状態の記憶がなくなってしまっているからです。
ですので、本当に発声障害を治したいのならば、
発声専門の治療的ボイストレーニングができる、発声の専門士に習うことをお勧めします。
これはあくまでも私の見解ですが、
痙攣性発声障害の方は、過緊張性発声障害がもとになっているので、少なからず両者が合併していると感じます。
過緊張性発声障害から、声帯の閉鎖の仕方に癖が出来ると、呼気の抜けや声の揺れが始まり、症状が複雑化します。これが痙攣性発声障害の症状を引き起こします。
また、この発声の負のスパイラルがもとで、何とか言葉にするために、舌の使い方に工夫をして、構音障害も合併している場合があることが分かってきました。
しかし、ただ、舌の力を抜け、抜け、と言われてもできるはずがありません。そういう発声運動の記憶がもはやないからです。
しかし、発声治療室レイクラブには、そのジレンマから抜け出せるメソッドがあります。
どんな重症化した方でも、普段の会話がラクになるレベルなら3か月かかりません。
しかし、習いはじめにコンスタントに来ていただくことがどうしても必要になってきます。今の発声運動記憶をまず断ち切り、新しい発声運動を学ぶ（本来の楽な発声に戻る）必要があるためです。
発声治療室レイクラブでは、
本気で治りたい方は確実に完治に至っています。
やはり長期間にわたってできた発声の悪習慣を治すことはある程度の覚悟が必要です。コツコツと1回また1回とレッスンを積み上げてゆくと、ある日、本来の発声の正のスパイラルが始まるスイッチが必ず来ます。それが早く来るか来ないかは、人によります。
声帯の筋肉をゆるめる注射や、外科的手術では、発声障害は決して完治には至らず、再発する方もいます。実際、そういう方が多くレイクラブにはいらっしゃっています。
しかし、魔法のように劇的に、発声障害が1回の処置で治るというわけにもいきません。
ある程度の根気が必要です。
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