機能性発声障害の症状「声のかすれ・ふるえ」「第一声めのつまり」が出たら早めの対処を
2022/01/05
何年も前からなんとなく「声の不調」を自覚しているのにも関わらず、
耳鼻咽喉科に受診されていない方も多いのが「発声障害」の現状です。
または、自分でも気づかないうちに発声障害の症状が現れていることもあります。
機能性発声障害の典型的な初期症状は 声のふるえ と 声のかすれ 、声の途切れ です。
泣いてもいないのに「泣いてるの?」と聞かれたり、
電話先で体調はいいのに「風邪?声大丈夫ですか?」とか心配されたり、
長く話しているうちに声が途切れる回数が増えて「緊張してる?」など、他人からふいに言われたことがある方は要注意です。
これは、声帯に余分な力がかかっているサインです。
「緊張して声が震える」のとは種類が違います。
自分でも自覚できないうちから、発声障害は忍び寄っているのです。
また、本当に少し緊張するような場面での発言で、「のどが絞まる感じがした」、
「第一声めが一瞬出なかった」と感じたことがある方は、さらに要注意です。
これは、声が震える 症状よりもさらに進んだ、舌根や 喉頭に大きな力が加わっているサインです。
そして、この症状を抑え込もうとして、意図的、無意識に関わらず
お腹に力を入れて話す、歯を噛むようにして顎を固めて話す、
喉頭・舌面を下げるようにして声を低くして一気に話す、
などの工夫を加えていく期間が長くなると、さらに発声障害のレベルは重くなってゆきます。
「声がふるえる」「声が途切れる」症状は、まだ発声障害の軽いレベルです。
まだ症状の回避、抑え込むための 発声の二次的な「工夫」を行っていないからです。
二次的な発声回路を作り上げていない、この軽い段階のうちに 治療的ボイストレーニングを
始めると、回復も早いのです。
youtubeなどで 歌唱系ボイストレーニングや演劇などのボイストレーニングを見よう見まねで自己流で行うことで、
かえって発声障害のレベルを進ませてしまうことが多くみられます。
正しく息が声に変換され、声が口腔にたっぷりと入ってきた時には、
自然とその人に合った声の高さになっており、声がよく顔面に響くので、身体的にとてもラクです。
本来、ボイストレーニングとは
この原初の正しい発声感覚を育てながら、徐々に高度な段階へとあげてゆくことで、可能性を広げてゆくことが出来るものです。
しかし「発声の一番大事な基礎の部分」をすっ飛ばして形だけの成果を先急ぐと、発声器官にダメージを蓄積してゆくことにもなりかねません。
声帯を含めた発声器官は、決して無限に「酷使」できない、非常にデリケートなもの。
「酷使」すれば必ず、少し時間が経過した後で不調は現れます。
発声障害は軽い症状のうちに対処すれば、早く正しい発声感覚に戻すことが可能です。
間違った工夫をした声を酷使した期間が長くなってしまえば、それだけ元の感覚に戻るのに時間がかかるのは当然です。
発声治療室レイクラブでは、出来るだけダイレクトに、遠回りをさせない「治療的ボイストレーニング」を目指しています。
正しい発声感覚がご自身の身体で判るようになるまで導いてゆきます。
また、当校のボイストレーナーは医療国家資格言語聴覚士免許を持っており、
あらゆるタイプの発声障害改善の臨床経験が豊富なので安心です。
対面レッスン、オンラインレッスン共に完全「マンツーマン」60分です。
個人個人の症状、理解度、目的に合わせて進めてゆきます。画一的な繰り返すトレーニングではありません。
まずは、体験レッスン(1000円)を予約することから、始めてみましょう。
または、amazon にて「痙攣性発声障害のためのボイストレーニング」浅川礼子 編著者 の本を購入した方は、
無料のアフターサービスレッスン60分が受けられますので、ぜひご活用ください。