声優・俳優・歌手・ナレーター・アナウンサーが陥りやすい発声障害
2021/09/20
声優・ナレーター・アナウンサーや、舞台俳優、ボーカリスト等、
声を使う職業の方々で、「声のトラブル」に陥ってしまった時、
まずは「声帯ポリープ」「声帯結節」を疑い、耳鼻咽喉科を受診されたことでしょう。
ファイバースコープでの検査等で、実際に声帯そのものに「声帯ポリープ」や、「声帯結節」が出来ていれば、
「声の不調」の原因はこれだったのだと、まだ納得出来ます。
しかしながら、
検査で「声帯には異常なし」となった場合、「原因が分からない」と思うかもしれませんが、
原因はあります。脳の病気や神経系の異常であることはごくごく稀です。
あなたの「発声の仕方」に、ほとんどの原因があります。
声の不調を感じた初期の頃、
「風邪かな」「仕事のストレスのせい」「疲れ」「緊張のせい」、「気のせいかな」、、または「精神的な病気かな」と思っていたかもしれません。しかし、その「声の不調」が常習化したころには、
「発声障害」の発症 を疑う必要性があります。
初期のかすかな「声の不調」を自覚した時から、半年~かなりの年数が経過している人がほとんどです。
そしてその不調をカバーするために「さらに頑張って声を出していた」、すなわち 声を酷使したこと に原因はあるのです。
「声の不調」を放置して 声を酷使していた期間に身に付いてしまった癖 ともいえるのです。
声帯そのものに異変が無いのに「声が出しにくく」なる症状は全て「機能性発声障害」です。
声が揺れる、声がぐらつき不揃いになる、声が抜けるような症状が強い「痙攣性発声障害」や
声が枯れたような、絞り出す音質に変わる「過緊張性発声障害」などと言った分類わけもありますが、
ほとんどは「混在型」と言ってもいいでしょう。
発声とは「発声器官の息の通り方」と「声帯と息との関係」に基づいています。
息が声になる瞬間を見直す必要があるのです。
声を使う職業の方々の「発声障害」改善のため、発声治療室レイクラブ が支持されている理由は、
回り道をさせずにダイレクトに即効効果を狙う 「トップダウン型」 の内容のレッスンをしているからだと思います。
数回のレッスン(体験レッスンを含む1回~3回)で、劇的な回復を実感されています。
「腹式呼吸が大事です」「お腹に力を入れる」とか「口を大きくハッキリ開けて」、「舌を下げてのどを開けるように」
「息をのせるようにたっぷり吐く」等といった、
いわゆる「俗的なボイストレーニング」 を一切行いません。
声を使う初心者のころには効果的だった「息をたっぷり吐く」といった内容のボイストレーニングは、
熟練者になればなるほど、変化してゆかなければならないのです。
加齢や発声器官の経年の癖、個人の声の傾向によっては、「俗的なボイストレーニング」では弊害になることもあるのです。
声を使う職業の方の発声障害は、息が声になる瞬間の繊細な内容が求められます。
かえって声を使う職業の方ほど、
豊富な臨床経験に裏付けされた、レイクラブのボイストレーニングメソッドの内容の意図は理解しやすいかもしれません。
あなたの思いのままに表現できるよう、土台となる「発声」を作り直す勇気を持ってください。