発声障害が劇的に改善したのは「思い込み」を手放した当然の結果

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発声障害が劇的に改善したのは「思い込み」を手放した当然の結果

2020/08/12

第一声めの声のつまりが頻繁で、声の震え、声のぐらつき、

会話途中の声の途切れ、も頻繁に見られた、

痙攣性発声障害の症状だったHさん(20代女性・会社員)は、

体験レッスンと本レッスン3回 の合計4回で、劇的に改善できました。

 

正直、先月当校にいらしたHさんの症状は発声障害の重症度レベルとしては

決して軽くはない「中等度」だと私は思っていました。

なぜなら通常の会話中で声の流暢性はかなり滑らかでは無く、声のつまりに合わせて

顔の額に「ひきつり」の症状まで出ており、

短文が一息でなめらかに音読できないレベルだったからです。

 

しかし、4回目のレッスン時には、短文はおろか、長文でさえスラスラと一息で読めるほどに改善していたのですから、私もびっくりしてしまいました。

そして、本人でさえ、「ああ、こんなに良くなっていたなんて自分でもビックリです!」と驚いていたのです。

 

先月末の3回目のレッスンの終わりの際、トライした短文の音読がかなりしんどく、

その出来栄えにかなり気落ちしていたとHさんは思い出したように言います。

 

興味をもって「どうしてそんなに良くなったのか」と私から理由を聞いてみました。

 

すると、Hさんは

「レッスン内に教わった、声は鼻にも振動している状態が良い、という内容を復習し、テレワーク中ずっと鼻筋に触れながら意識して話していました。」とのこと。

そして

「先生が「本当の地声」の状態を教えてくれたので、自分でも分からなくなっていた地声の感覚が分かったんです。今思えば、私、ものすごく力を入れすぎていました。地声と思うところが全然違っていました。」

 

Hさんの言う、その通りなのです!

 

こうするべきだと思っている自分の発声に「力が入りすぎていた」とまず気付けることが、

真の改善の第一歩なのです。

 

Hさんは、レッスン内で私の示す「それがあなたの本当の地声だよ」を理解し、

日常生活でも定着させる努力をしたため、今までの頑張っていた発声をやめて、

新たな発声の感覚を身に着けたのです。実は生理的な正しい感覚に戻っただけなのですが。

発声というのは「力み過ぎの発声」にもある期間で慣れてしまい身体が覚えてしまうのです。そして、それと同じようにある一定の期間で発声の感覚は「変えられる」ものでもあるのです。

 

そしてHさんはさらに言いました。

「私、思い出したんです。高校生くらいの時に自分の高い軽い声が嫌で、自分の声を低くしよう、低くしようと思っていた時期があったことを。そのころから無意識にのどに力みを加えていたんですね。」

 

まさに、Hさんは忘れていた過去の記憶までさかのぼり、それを「受け入れ」て「手放す」、という

「精神的な解放」というのでしょうか、大事な内面的な事までもクリアーできていたのです。

 

私がレッスン内でいくら説明しても、それを真に「理解」できるかどうかは本人にかかっています。

「理解」することで、身体の悪習慣は変えて行けるのです。

 

Hさんはさらに

「どうやって発声の癖から抜け出すか、自分では到底分からなかったと思います。どうしたらいいんだろうともがいていた時に、レイクラブに巡り合えて本当に良かったです。」

と付け加えてくれました。

 

私は、自分の行っている事を、真に理解してくれたHさんに本当に感謝したくなりました!