テレワーク期間中で発声が弱ったら、ちょっとでもボイストレーニングを始めよう
2020/06/13
緊急事態が解除され、ようやくレッスンをお休みしていた生徒達が徐々に戻ってきました。
企業によってはまだテレワークや出勤の交代制が続いているところも多いようです。
ある30代のワーキングウーマンは
「最初はやりにくかったテレワークにも慣れてきて、むしろテレワークのほうが朝夕の通勤ラッシュも無くていいですね」
と言います。
そして、今となっては通常のオフィス勤務に今月末から完全に戻ることに、むしろ抵抗感が出てきてしまっているそうです。
しかし、彼女は言いました。
「テレワークが続くと、急に電話がかかってきた時、とっさの声が出にくかったのにはビックリしました。」
とのこと。
長時間パソコンに向かって作業する時間が増え人と話さなくてもいい環境になると、徐々に発声の機能も衰えてしまうのでしょう。
他の生徒さんからも 第1声めの声がかすれる、第一声目がスッと出てこない、
張りのある声が出せず、声のトーンが下がってしまった、ということも聞きました。
また20代男性で、仕事時間が自分で自由に設定できる職種の方などは、テレワーク期間中どうしても就寝時間がバラバラになり、
朝や午前中の声の調子がとても悪いと感じるようになった、と言っていました。
声帯や発声器官は自律神経にも関係していますし、デリケートな粘膜の部位なので、全身状態にも影響を受けやすいのです。
そういった時に、少しでも自分で声の調子を整えるボイストレーニング方法を知っていれば、とても効果的です。
むやみにボイストレーニングを動画などで見てやっても、自分に合っているものなのか分かりません。
合っていないことをするとかえって弊害にもなりますので注意が必要です。
声の調子を上げるポイントは人によって違うのです。それを見極めるのが難しいのですが。
また、以前声の不調を感じていた70代男性の方は、レイクラブで教わったボイストレーニング方法を
この自粛期間中にも時々ちょっと行っていたそうで、
最近レッスンを再開した時、あきらかに声の調子が以前よりも上がっていました。
私も、今回のことで
「声の調子をいい状態に保つために、ちょっとでもボイストレーニングを日々行うことは大切なことだな」
と、改めて気づかされました。