痙攣性発声障害の改善に「発声の専門家」のボイストレーニングが近道な理由
2020/04/01
声が出しにくいのに「声帯は異常ありません」(声帯そのものにポリープや結節が無い)
と耳鼻咽喉科や 音声外来のある病院等の検査で言われたら、
それは「発声障害」の発症です。
たとえ「痙攣性発声障害」や「緊張性発声障害」、「機能性発声障害」などという診断名で言われたとしても、
現在の医療機関ではなすすべが無いのが現状です。
そして、現在医療機関で行われている「治療」と称するものは
「ボツリヌス注射」や「チタン挿入術」という 対症療法のみで、症状を一時的に回避するだけの
根本解決に至らないものです。
また、音声訓練 を行ったとしても、的を得たトレーニング内容でなく、
個人個人の症状に合わせたものでもなく、マニュアル的なもので、
望むような改善が見られなかった、という実感が多いのが現実です。
こうして、発症から時間が経過すればするほど、発声の二次的習慣性が強化されてゆき、
生理的な発声からどんどん遠ざかってしまう ということが起きているのです。
そこには
必ずと言っていいほど 「声を酷使した習慣性」が原因としてあります。
発声障害を発症する方のほとんどに見られる 「舌の力み」が原因の根底にあるのですが、
舌をもとにしたさらに周りの発声器官の力み が関連しているのです。
具体的には、
「下顎」の固定(顎関節の可動域の狭さ)や
「喉頭」に力がかかっていくような舌骨の位置、舌骨筋の癖、
「軟口蓋」の開閉の逆位相と「呼吸器官」などの力み を身体が身に着けて、
発声時に二次的な習慣性を作り上げてしまったことにあるのです。
ですので、その期間にたまった 発声器官の疲労の蓄積 という身体的側面も必ずあります。
特に肩甲骨や頸部の前面と後面、顔面、下顎、頭部 などの筋肉の凝りを鍼灸治療などで徹底的に取り除く、
ということがまずは必須です。
しかし、それを行っても発声時に自動的に起こる、
運動記憶として脳にしみついている 発声の二次的習慣性 を完全に取り除くことは、
もはや自力では困難です。
「いつもこうやっている」という、はまり込んでしまった「思い込み」をいったん手放してみよう、
というきっかけを作るには、外部からの働きかけが必要なのです。
この習慣性を断ち切るには、
確かな聴覚的判断 と、豊かな臨床の経験則 によって、
一番の弊害になっているポイントを見極めてアプローチすることができる、
発声の専門家によるボイストレーニング が最も有効です。
これによって、ご自身が 発声の悪習慣に気付くことが出来る ようになるからです。
そして最終的には、ご自身が「行動を変える」ことによって正しい習慣に戻すのです。
発声治療室レイクラブは、
一番の弊害になっているポイントを見極めてアプローチできる 発声の専門家が編みだしたメソッド が
あります。
いかに簡単に分かりやすく、回り道せずに発声障害に効果の出るメソッドを、長年の経験から作り上げてきました。
普段の会話が厳しい方も、職業で声を使う方、演技や歌を歌うレベルに障害が起こる場合であっても、
いかなる段階の発声障害でも、共通して有効なものです。