2020年、声を磨いて自信を持とう!自分に合った声の高さが分かるボイストレーニング
2020/01/15
2020年、いよいよ今年は東京オリンピックの年になりました。
なにか年始から世界中があわただしく動き始めています。
でも、私たちは皆、
日々どんな立場に居る人でも「自分の目の前に迫る事をひとつづつ」こなしてゆくだけですね。
そんな中、私たちの情報交換はメールなどのツールが重要なウェートを占めつつも、
やはり「音声コミュニケーション」が主流なのは変わりありません。音声による情報量が一番多く、伝達効率が良いからです。
そこで
自分の発する、目の前の人の発する「ことば」=「声」に少し意識を向けてみましょう。
私たちは相手の「ことば」を聞いているとき、同時に「声」も聞いていますね。
「声」のほうが人の発する「ことば」よりもより繊細な情報を含んでいると思いませんか?
声はその人の「心の状態」がダイレクトに表れているものだからです。
一瞬にしてその情報が緊急事態なのか、深刻な悲しいものか、嬉しいものか、笑いの起こるようなものか、または
共感を呼ぶものか、または嫌悪感を覚えるようなものか、はたまたそっとしておいたほうがよい事かなど、
色々なことを判断して即座に反応しているのです。
「声」から受ける印象(ニュアンス)から、ダイレクトにいろいろな感情がわき起こるのです。
ことばの裏に「声」を無意識に感じ取っているのです。
「声」は、ひとつで 情動(感情と行動)を表しています。凄いツールなのです!
そこで
そんな凄いツールである「声」を操る「発声」を考えてみると、人によって差があることに気づきます。
「声」を操る「発声」は、初めはみな生理的に身に着けたものです。「発声」は親だって教えてくれません。
「発声」とは、正しいボイストレーニングで伸ばし、より磨いてゆけるものなのです。
しかし、
自分の思い込みや、間違った発声の仕方の情報、日々の生活習慣などで、「舌」や「下顎」などの発声器官に
余分な力を入れた状態でのボイストレーニングは「発声障害」の入り口になってしまうこともあります。
発声治療室レイクラブにいらっしゃる「声の不調」を訴える人達の多くに、
「自分の声帯に合ってない声の高さで話している」ことが見られるのです。
これが「発声障害」の原因 になっていると言っても過言ではありません。
自分の地声だと思っている高さが低くなればなるほど、声帯の閉鎖接面をより厚く、低くしていく傾向になります。
すなわち声帯閉鎖に余分な力をかけてしまうことになるのです。
自分に合った声の高さで話していないと、声の高さの変化や声量も全て声帯閉鎖に余分な力をかけて行うことになってしまうのです。
自分の声帯に合ったトーンより低くしているほうが、発声の弊害が起こりやすいのです。
これは、男性女性問わずいえることです。
自分の声に何か少しでも違和感がある方は、すでに発声障害は始まっています。
「自分に合った声の高さ」を先ずは自分が知ることです。
2020年、ボイストレーニングで自分の声に磨きをかけてみませんか?
声に磨きがかかると自信も出てきます。自信のある声は人に対しても自分にも心地よく聞こえるのですから。