声優・ナレーター・アナウンサーの発声障害を治すには専門のボイストレーニングを

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声優・ナレーター・アナウンサーの発声障害を治すには専門のボイストレーニングを

2019/12/15

声優・ナレーター・アナウンサーの発声障害は東京・中野区の言語聴覚士ボイストレーナーに

声優・ナレーター・アナウンサーという「声を使う職業」は、華やかな職業の一方で

発声障害を発症するリスクの高いお仕事と言えます。

「間違ってはいけない」という一種の緊張感の中で、セリフや文章を声を操るのですから、

無意識に身体の力が入り、発声器官にも力みが入り込んでしまうことがあるからです。

 

声に関わる発声器官とは、下顎、舌、軟口蓋(俗にいう「のどちんこ」)、咽頭筋、喉頭筋、声帯、

呼吸器官、顔面筋、と多岐に渡ります。

そして、

その発声器官のどこか一か所でも力みの入り込んだ状態で発声していると、

その力のレベルに合わせるように連動せざるを得なくなるので、

どんどん生理的な力以上で動かすものになってしまうという悪循環にはまってゆくのです。

 

発声治療室レイクラブには、声優・ナレーター・アナウンサーのキャリア年数に関係なく発声障害を発症し、

お仕事を続けながら発声障害を改善したい方が全国から数多くいらっしゃいます。

または、発声障害を発症したことで休職や辞職にまで追い込まれてしまう方もいます。

その絶望感、悲しみは計り知れません。

 

皆さんに共通していることは、「もっと良くしたい」「もっときちんとやろう」と頑張ってしまったことです。

養成所や先輩たちから、発声に関していろんなことを言われたことを思い出し、発声に関する情報収集をして

発声練習の時間を増やしたり、

意識的にお腹に力を入れたり、たくさん息を吐くように意識したり、ということをやり始めたところから

発声障害のリスクは高まってゆくのです。

 

中には先輩から「腹式呼吸がなってない」「声が小さすぎる」と親切心でしょうが稽古をつけられ、

「もっとお腹に力を入れて」とか「もっと大きな声で!」「もっと口を大きく動かせ」などと言われたことで

力が入るようになってしまった元アナウンサーの方もいました。


確かに、発声障害の原因は、

呼気調節(呼気持続)の土台のない発声で、声を酷使してしまうことにあります。

呼気コントロールと声との関連付けを確立させていない「子供のままの発声」であったといえます。

 

子供は全く身体的な力みもなく、舌や顎など声帯などの発声器官も柔軟なので、

全く呼気調節の土台が無くても、ただ「吐く息に乗せるように」声が出るのですが、

大人はそうはいかないのです。

 

呼気調節(吐く息を強く出さない)をコントロールできる土台のうえに関連付けた声の変化

可能にならなくては大人の発声にならないのです。

この時、発声器官や呼吸器官に力みが全くあってはいけないのです。

 

これが確立しないうちにただ単純にお腹に力を入れたり、吐く息を強くしながら大きな声を出すと、

どうしても胸郭が力んだり、声帯が強く締まったり舌や軟口蓋に力みが入ったりと、どこかに負荷がかかってしまうのは

当然です。

 

困ったことに養成所やほとんどの歌唱系のボイストレーニング教室などでは、どんなに負荷がかかった発声でも

声の鳴りが良ければ単純に良い、ということにしてしまいがちなのです。

声優・ナレーター・アナウンサーを目指すなら、正しい「大人の発声」を確実に身に着けて、

一生「自分の声に困らない」ようにしたいものです。

また、経験者でも「何か声が以前よりもコントロールできない」、

「発声の土台が出来ていないかも」と感じるのなら、自己流の発声練習にとらわれず

発声専門のボイストレーニングを受けてみることをお勧めします。