普段の話し声が「話しづらい」と感じたら、発声障害専門のボイストレーニングを

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普段の話し声が「話しづらい」と感じたら、発声障害専門のボイストレーニングを

2019/11/22

普段の会話が「話しづらい」と感じる原因は数多くあります。

例えば、のど風邪を引いたり、気管支炎を起こして「声が掠れる」感じがしたり、

声枯れを起こしたら、それだけでも話しづらいものです。

 

それは、咽頭や喉頭、声帯そのものが炎症を起こしていたり、むくんだりすると

いつもの粘膜の状態ではないために 声帯振動の状態が変化するからです。

その場合、徹底した「沈黙」をキープすることが最も回復の早道です。

 

ほんのわずかな声帯の変化だけでも普段より話しづらさを感じるのですが、

声帯結節 や 声帯ポリープなどが声帯にできた場合、その話しづらさはかなりのものです。

 

しかし、気を付けなければならないのはその期間

仕事だからと頑張って声を出してしまったり、

もっと良くないのは

ひどい声枯れでもことばが分かるようにとあえて ささやき声 で喋る癖をつけると、

声帯の開閉状態にクセが入り込み、声帯そのものが治っても声が戻らなかったり、

話しづらさが残存したりするケースもあります。

いつの間にか 発声障害 へと足を踏み入れてしまうのです。

声を頻繁に使う職業の方は特に気を付けたいものです。

 

このわずかでも 話しづらい と感じながら自己流で頑張って声を出し続けてしまうと、

発声障害は加速してしまいます。

 

この「話しづらさ」は歌唱系のボイストレーニング等を受けても良くなりません。

声帯や発声機能がまだ正常な場合は良いのですが、音階練習などを行ってもかえって

声帯を強く締める癖をつけてしまいます。

 

さらに良くないのは「話しづらさ」を放置している期間が長いと、

他の 発声器官との連携性が崩れて しまうので要注意です。

特に多いのは 軟口蓋(俗にいう「のどちんこ」)の開閉の異常です。

 

この軟口蓋の力みがありながらも頑張って話すようになると

決定的な二次的発声回路の形成に至ってしまい、発声障害のレベルは重くなってゆきます。

 

第一声が声が出ないと感じることがある、第一声めが頑張って出さないと声にならない、と感じる場合や

話している途中に急に声が詰まって出ないと感じることがある、などの症状がある場合は

この 軟口蓋の力み が関係しています。

 

発声障害は、発症から早くその機能性を戻さないと、なかなか抜け出せません。

発声障害専門のボイストレーニングを受けることをお勧めします。