発声障害を改善する方法が分かるオンラインレッスン
2019/11/18
発声障害を改善する方法が分かるオンラインレッスン
声の出だしでつまったり、話している途中で声が途切れたり、語尾が喉が絞まってきたりするなどの
発声障害の症状で悩んでいた岡山県在住の美人姉妹は、今日も仲良く2人そろってのオンラインレッスンでした。
カウンセリングを含めた初回レッスンは、
岡山県から東京・中野のスタジオまで新幹線で直接お越しくださって対面のレッスンを行いました。
その1回の対面レッスンで発声治療室レイクラブのメソッドの核心部分をマスターした彼女たちは
その後、岡山での自宅でのオンラインレッスンにてボイストレーニングを継続しています。
今日は2回目のオンラインレッスンでしたが、お姉さんのMさんに比べて発声障害の症状が少し重かった妹のYさんは、
かなり改善の兆しが見られました。
初回の対面レッスン時は、Yさんの声は二重に割れて聞こえる状態で、第一声めのつまりもひどく、
かなり辛そうに聞こえるほどでした。
今日は 声のトーンも上がって声質は全然ガラガラとしておらず、ほとんど途中の声の途切れもない状態です。
「希望の光を感じます!」と笑顔のYさんは、話しやすくなったおかげで再就職先も決まったことを報告してくれました。
お姉さんのMさんは、前回のレッスンで舌先を緩めることを意識した結果、大分話しやすくなったとのことですが、
文の終わりで声がつぶれてしまう症状が時々あるとのことでした。
レッスンしていて分かったのですが、声が続いてくると軟口蓋が力んで下がってくる傾向があることが分かりました。
これは本来よりも強く声帯閉鎖が強く閉まっていることで声のトーンが下がっていると、軟口蓋が下がりやすくなることが多いのです。
この 軟口蓋の下がり癖 も、声を出しにくくさせる根本的原因です。
これを改善する方法は、下顎や舌、喉頭そのものをダラリと緩ませながら、
声の高さを 地声から裏声にさせるトレーニング が有効です。
この時この高さの移り変わりを頑張って出そうとすると、軟口蓋が力んでしまい声の口への出口を塞いでしまうのです。
地声から徐々に声の高さを変化させ、軟口蓋を力ませずに裏声に変化させる、これを何回も繰り返しました。
Mさんは、これがスムーズに出来てきたので、地声から高めの地声へ高さを変えることも、先と同じ感覚で行うように指示すると、地声の高さがスムーズに変化出来るようになりました。
するとMさんは
「あれ?急になんか話しやすくなった!」と自分で驚いています。
妹のYさんも、お姉さんのやっていることを横で見て、聞いて、真似てやっています。
次第に声の高さの変化がスムーズに出来るようになってきました。
しばらくして妹の話し声を聴いたお姉さんは
「なんか、スゴイ声出るようになってるよ!」とこれまたビックリした様子で妹に言っています。
日常生活において普段の声を聴きあってる2人だからこそ、その声の変化が大きく分かるのでしょう。
このように、自分の声帯に合った「声の高さ」になること は実は非常に重要なことです。
当たり前のようですが、これが発声障害を含んでいると分からなくなってきてしまうものなのです。
こうして、姉妹で楽しくオンラインレッスンをしてくれると、思った以上の相乗効果があるのも嬉しく思いました。
「また今日やったことを練習しておきまーす!」と、
姉妹そろってスッキリとした声が綺麗にマイク越しに聞こえてきました。