オンラインレッスン始動!発声障害を今年中に治す
2019/09/16
オンラインレッスン
発声障害を治す
生徒のTさん(20代女性)は福岡市在住。
R&Bソングをレパートリーにする、音楽のアメリカ留学経験のあるシンガーです。
以前東京にお住まいの時レイクラブに直接お越しになり、通常の東京・中野のスタジオでの対面マンツーマンレッスンを何回か行っていました。
その後、地元福岡市の実家にお住まいを戻した後、昨日初めて
オンラインレッスンを活用になりました。
今まで通りのマンツーマンレッスンを福岡の自宅にて受講できました。
以前なら私も、「直接対面でなければ聴覚的判断が困難なのではないか?」
と思いこんでいたため、「オンラインレッスンはできない!」と、
生徒に頼まれても頑なに拒んでいました。
しかし、パソコン(またはスマホ)の音声マイクや画像解析度も機能性が格段に
向上している今、
集中すれば生徒の音声状態を判断できることが分かりました。
正しく息と声帯のタイミングが合い、声が口腔にきちんと来ている場合は
マイクが音声を拾います。
しかし声帯や喉頭、軟口蓋などに力みがある場合には声が口腔に来ないので
声がこもって聞こえます。
途端にことばの明瞭度が下がります。
Tさんは、「最近歌っていても喉が疲れすぎてツラいので楽しくない」とのこと。
その発声を聴くと、息を吐きすぎていることが明らかに判りました。
息を喉頭で強く吐き出しながら発声すると、
声帯は正しい閉鎖状態を通り越して過剰に閉鎖してしまいます。
すると声の密度(呼気変換)が下がるため、身体は感覚的にさらに頑張ってしまうのです。
この「息の吐きすぎ」の弊害がなんと多いことか!
病院やクリニック、普通のボイストレーニング教室でも、腹式呼吸と言って
「息を吐く=発声」という概念が浸透しているため、
喉頭で息を押しだしている人が多いのです。
Tさんはレッスン開始直後、息の吐きすぎで発声していたのですが、
息を吐きすぎずに声を生成するトレーニングを行うと、
次第に「感覚が戻ってきた!」と言っていました。
Tさんは
「いつも今の5倍くらいの力を入れて歌っていました。
このくらいでいいんですね!!?」
と言うので、私は
「今の感じでも十分マイクに入っていますよ」と返すと、
さらにTさんの声に伸びが出てきて、パソコン越しでも良く聞こえました。
声が口腔にきちんと来ているためマイクに声が通って聞こえるのです。
この、身体や発声器官を総動員させて力んで出した発声はやはり自分でもきついので長く続けられません。
「発声障害」とは、発声器官の大きな力で総動員させてしまっている状態です。
そこから抜け出すには、発声器官の「感覚のリセット」を行うことです。
下顎、舌、喉頭などの発声器官の全てをリセットし緩ませながら発声することで、
純粋に「声帯の鳴り」を感じ取ることが出来るのです。
そうすると、喉頭で息を押し出すことはしなくなります。
途端に声の密度(呼気変換率)が上がり、身体は過剰に頑張りすぎなくなるのです。
下顎や舌の力みを取り除き、身体になんの力みもなく息が声に変換された時、
「声の調子が戻った」と私たちは感じるのです。
始動し始めたレイクラブのオンラインレッスンですが、
マンツーマンで行うので
対面の指導と同じクオリティを保てます。
大阪、名古屋、仙台、福岡、さらに地方在住のどなたでもレイクラブのマンツーマンレッスンを受講できます。
過去に受講したことがある遠方の方も、
DVDや本の購入の方も、オンラインマンツーマンレッスンを始め、
今年中に発声障害を治してみませんか?
詳しくはメールにてお気軽にお問合せを!