発声障害を改善して館内放送がスムーズに出来るようになった

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発声障害を改善して館内放送がスムーズに出来るようになった

2019/08/08

レッスン中の写真のM・Aさん(千葉在住・20代女性)は、去年の11月からレイクラブに通い始めてから9か月経ちました。

Mさんは、3年くらい前から声が出にくい発声障害の症状を感じていました。

近くの耳鼻咽喉科に受診するも声帯はキレイだということで、行き場のない不安感を抱きながらWebにてレイクラブに体験・カウンセリングを申し込み、来校されたのです。

 

初回のカウンセリング時のシートには

仕事中の挨拶がしにくい、声が震える、声がつまる、特に「母音で始まる言葉が出ない」、と明記しています。

不安感からMさんの表情は硬く、会話中の声も小さくのどの奥にこもり気味です。

 

「おはようございます」「いらっしゃいませ」「お疲れ様です」「お先に失礼します」など、挨拶文は母音で始まることが多く、挨拶分の出だしの言いにくさを感じることがまさに発声障害の初期症状なのです

 

Mさんは仕事上、 館内放送 を1時間に4回、それを日中ずっと繰り返すほど、緊張感のある場面で声を使うことが多いのです。

緊張感のある場面で声を出す場合、「声が震えないように」「ハッキリ話そう」「ことばを間違ってはいけない」と思うことから、

それが起きないように無意識に身体が力が入ってしまうのです。特に自分では意識しなくても舌や喉頭を固めて声を出すようになるのです。

喉頭を固定する力が少しでもあると、喉頭内の声帯は強く絞まり良い鳴りが出るので、初めは功を奏しているように感じるのですが、長期化すると閉鎖強度が上昇し吐く息も強くなります。

すると声になるまでにわずかに時間差が生じるようになるのです。これが一瞬声が「出ない」と感じる機序です。

また、生理的な閉鎖状態から強く絞まるようになった声帯は、不安定な閉鎖状態によって「震えた」ように鳴ったり、声が「ぐらりと揺れたり」、場合によっては「かすれたり」「ひっくり返ったり」「急に声質がつぶれたようになったり」自分の意志と関係なく様々な音質になります。

 

Mさんに発声障害の症状が出てからは、やはり放送中にその声の出しづらさが顕著に起こり、それに対してクレームがくるようになり、精神的にもかなり辛かったそうです。

 

しかし、レッスン開始後9か月経った現在のMさんは今現在、声のつまり、途切れ、震えも無くなり、

1時間ごとに4回、しかも一日中繰り返すハードな館内放送がスムーズに出来るようになりました。

 

マンツーマンレッスン中に行う、レイクラブの様々な個々のメソッド内容も

9か月前のMさんなら難しかったのですが、今はスムーズに出来ます。

そのくらい発声の機能性が格段に改善したのです。

 

繰り返し行っているメソッドメニューのひとつに、「舌のトレーニング」があります。

発声障害の症状を引き起こす根本原因は「舌の力み」なのです。

よって舌の形状を整える ことは、舌の力みを起こさせなくする重要な役割があるのです。

 

また、声の高低をつける際、舌や喉に力を入れないメソッドも繰り返し行いました。

少し前のMさんは、舌の真ん中に異常に力が入ってしまい「おえっ」となるような咽頭反射も起こるほどでしたが、今は舌の中央を緩ませるコツを身体感覚でつかんでいます。

舌の中央が緩むと喉頭も緩み、よって呼気は止まらず、声帯は強く締めずとも安定的に慣らせるようになるのです。

そのおかげで、高い地声がでるようになってきました。さらにこの声域拡大のトレーニングは続行中です。

 

Mさんは過去にもボイストレーニングを受けたことがあったと言っていましたが、こんなに細かい内容ではなかったと

いうことです。自発的にレイクラブのボイストレーニングに通うことで、生活にも張りが出てきたようです。

整体やマッサージにも定期的に通い、身体のケアにも気を配るようになりました。それも声のためには重要です。

自然にレッスン中にも笑顔が出るようになり、表情もとても柔らかくなりました!