どもり・吃音は発声障害の一種です。ボイストレーニングで改善できます
2019/06/08
どもり・吃音は発声障害の一種です。ボイストレーニングで改善できます。
どもり・吃音とは、出だしの音韻が滑った様に早口で繰り返されたり、
後続の言葉がつまって出てこなかったりする症状の総称です。
先天性の脳の疾患のように考えられていますが、レイクラブは違う考えを持っています。
どもり・吃音は 脳の言語野に関する疾患ではなく、発声障害の一種と考えます。
舌の力み が原因で 声帯が作る母音を決定する舌形と 舌面が作る子音の動き とが一致せず
反発し合ってしまうのです。足のつま先が段差につまづき、体がつんのめっていくようなものです。
または、強力にバッティングした力同士は、一瞬動きをピタッと止めてしまいます。
レイクラブでは、小学5年生以上の本人のボイストレーニングの意志のある児童から訓練可能です。
(本人の意志が無いのに無理に親に連れてこられた場合、拒否反応でレッスン中ずっと泣いてしまい訓練にならなかったことがあります。)
また、レイクラブでは「自分は昔から吃音である」と思いこんでいるビジネスパーソンを多く臨床、訓練してきました。
「吃音」という便利な病名で幼いころからレッテルを貼られ、
「心理的なもの」や「緊張しやすい」、「あがり症」、などと自分自身を納得させてきた人も多いのです。
しかし、原因が発声器官の力み、主に 舌の力み だとわかると、そこから派生してきたやりにくさを必死で身体的にカバーしようとする当然の発音の結果が「どもりのような」現象を引き起こしていることに気づけるのです。
これは、まさに「発声障害」と同じです。舌の力み が元で 軟口蓋 にも力みが起こり、結果、声がせき止められるようになってしまうのです。これを回避するように身体はいろいろ工夫をするようになります。
次第に、言いやすい言葉と 言いにくい言葉とを選別するようになります。そして苦手な言い回しが来るとわかると先回りして準備するようになります。これを繰り返すほど、間違った発声回路を二次的に強めていくことになり、「言葉を発する恐怖心」が増大することになるのです。
これはいわゆる昔ながらの「吃音症」でいうところの、重症度が高いステージになります。
大人になって「発声障害」を発症した人にも、全く同じような経緯をたどることがあります。
発声障害の怖さはここにあります。「声の出にくさ」を工夫し、それを習慣化することで
発声の運動回路が二次的に出来上がってしまうことにあるのです。
自分は「どもり・吃音」だと思い込んでいる方、それは「発声障害」かもしれません。「発声障害」は正しいボイストレーニングで改善できます。
ぜひ一度レイクラブの1時間体験レッスンに来てみることをお勧めします。